石川古本店 近況報告
2024年4月8日に75歳で石川古本店の店主である父親が亡くなりました。
かなり我儘な人間で、周りにもたくさん迷惑をかけてきたと思います。
古本屋の諸先輩方も大変だったと思います。
しかしながら、亡くなって時間が経つと、父親に世話になったと手を合わせにきてくれる方が結構いることに驚きました。
お客さん、本屋さん、漫画家さん、近所の方、色々な方が来られました、大変ありがたく思います。
私から見ると自分勝手で我儘放題の父親も、人様に惜しまれるような人物だったのかと少し安心しました。
私は、父親の悪い部分も認識した上で尊敬しておりました。
僕が小さい時は仕事の合間に、川とか映画とか色々連れて行ってくれました。
僕を揺り椅子に乗せて、ギターを弾きながら歌を聴かせてくれました。
仕事について行くのも好きでした。
小さい時は怖くてまともに口も聞けないぐらいでしたが、困ったことがあると頼りがいがありました。
いっぱい怒られたし殴られたこともあったけど、今となっては良い思い出です。