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秋の古本まつり

古書ダンデライオン 出品その1

いよいよ第50回秋の古本まつり・百万遍知恩寺の開催が近づいてきました。
毎度のごとく準備もバタバタと進めています。
文学、人文、アートに何やらかんやら、色々持っていきますが、古い雑誌なども。

戦前戦後に発行された『苦楽』。
今回持っていくのは戦後版の『苦楽』です。
ウィキペディアに、概要が挙がっていますが→☆
作家の大佛次郎が中心となり、戦後に復刊した文芸雑誌です。
戦後間もなく物資不足の中、幸運にも雑誌の用紙在庫の目処が立ち復刊。
エロ・グロ・ナンセンスなカストリ雑誌が氾濫し、GHQの占領下で戦前の日本を一掃するような西洋の風が吹き荒れる中、戦前の硬派な文学、あるいは時代物や世話物、西鶴の特集号を発行したり、渋めな編集方針でした。
しかしながら、久生十蘭、木々高太郎、大坪砂男など、『宝石』に掲載していた探偵小説作家の掲載や、詩人の堀口大學、室生犀星などの詩や小説、画家の東郷青児の寄稿などに加え、グラビアページも取り入れたり、決して懐古趣味のみに走ったものでもなく、今読んでも中々に面白いもの。
表紙も鏑木清方の描き下ろし、何とも贅沢な雑誌です。
この機会にぜひ手に取ってみてください。

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